渋谷事件と植草一秀先生のブログアクセス禁止について
10月26日、非正規雇用の若者達が「麻生首相廷を見学するツアー」を企画し、渋谷駅から歩いて首相の家まで向かう途中、突如、私服警察官から体当たりを受け、公務執行妨害で3名が逮捕されるという事件が起きた。
森達也監督のオウム信者達を描いたドキュメンタリー「A」で観た、警官がマークしている相手に自分から転んで公務執行妨害を作り上げる、いわゆる「転び公妨」の手口が久しぶりにキャメラに収められた。
現在、公安警察は必死だ。実は胡錦濤主席が来日した時に失敗を犯し、かなり政府と外務省にしぼられたらしい。
公安は街宣車で騒音を撒き散らしながら走るプロの右翼に対しては聖火リレーと胡錦濤主席来日の時は手を回して黙ってもらうように働きかけることに成功した。
が、学生右翼、サラリーマン右翼については全く行動を把握していなかった。
彼らはネットで呼びかけ電車を乗り継ぎワラワラと集まってきてしまった。
故に福田首相と胡錦濤主席の会談の時に日比谷公園にアマチュア右翼が「フリーチベット!」を叫びながら入り込んできてしまう、という失態を犯したのだ。
福田首相としてもすぐそばまで反中国派の集団を近づけてしまいさぞかしバツが悪かったことだろう。
以来、公安はネットで集会を呼びかける団体に対してかなり神経質になっているように思われる。今回の「渋谷事件」はそんな公安の必死さが滲み出た強引な取り締まりだ。
あれだけカメラがあるのに白昼堂々と「転び公妨」をやるとは。呆れてものが言えない。
だから10月30日に植草一秀先生のブログが突如アクセス禁止になった瞬間、「やられた!?」と僕は焦ってしまった。
なりふり構わぬ国家権力がタブー視される経済問題を次々とネット上に明かしてゆく植草先生に今度こそ手を下したのでは???
ブログがアク禁になるだけならいい。先生にもしものことがあったら・・・という不吉な予感に襲われ、パソコンの前で凍り付いてしまった。
が、10月31日、無事、先生のブログは復旧した。ほっとした。心の底から安堵のため息をついた。取り越し苦労だったことがこんなにうれしいことは無い。
アク禁の理由は先生のブログに記されてある。ご高覧願いたい。
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-2389.html
新聞社の著作権に関わる事だそうだが、今ひとつ納得できない。「国家安康」のような言いがかりか、というのは先走りが過ぎるだろうか?
「彼ら」は目聡く見ている。水も漏らさぬ勤勉な仕事ぶりで「私達」を見ている。それだけは確かだ。
だが「彼ら」は決してロボットではない。「私達」と同じ血の通っている人間だ。「彼ら」に「私達」の仲間を監視し、不当逮捕させるような政権を一刻も早く退場させなければならない。
それが適った時、植草一秀先生の名誉回復が成し遂げられるだろう。
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